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USB グラフィックアダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U レビュー

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こんにちは、終活のSEです。

今日は、2012年製の Dell XPS ノートパソコンに  LG 35WN75C-B ウルトラワイドディスプレイを接続しようと思いましたが、古いデスクトップパソコンや古いノートパソコン全般に次のような問題があります。

  • MiniDPやDP(ディスプレイポート)接続やHDMI接続がそもそもできない。
  • 4k やウルトラディスプレイといった解像度に対応していない。


本記事は

を使って、

古いパソコンと最新ディスプレイに起こりうる接続問題を解決できる機器をご紹介します。


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USB-C 変換グラフィックアダプタとは?

まず古いデスクトップパソコンや古いノートパソコンが最新のディスプレイに接続できない理由をそれぞれ確認していきましょう。

MiniDPやDP(ディスプレイポート)接続やHDMI接続がそもそもできない。

最新のディスプレイには、DP(ディスプレイポート)接続やHDMI接続が用意されていますが、古いデスクトップパソコンやノートパソコンには、物理的にそのような接続がサポートされていないものがあります。

物理的に利用できなため、新しいパソコン購入するして利用するにしても最低で3万~5万円はかかってしまいますから、できれば出費は抑えたいですよね。

USB-C 変換グラフィックアダプタは、USB3.0 をサポートしている USB-TypeC または USB-Type A接続口さえあれば、このような古いパソコンでも最新のディスプレイに接続することができます

4k やウルトラディスプレイといった解像度に対応していない。

MiniDPやDP(ディスプレイポート)接続やHDMI接続にも規格とバージョンが存在します。

MiniDPやDP(ディスプレイポート)接続やHDMI接続がどの規格のどのバージョンまで対応しているかによって、サポートされる解像度やリフレッシュレートに違いが発生します。

そのため4kディスプレイを古いノートパソコンに接続しても、4kで表示されずフルHDといった解像度が低い状態のものしかサポートしていなかったりします。

USB-C 変換グラフィックアダプタは、このような古いパソコンでもUSB-C 変換グラフィックアダプタがサポートしている解像度までディスプレイ出力することができます。

USB グラフィックアダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U の機能

USB-C 変換グラフィックアダプタが必要な条件と解決できる内容をざっくりと書きましたが、実際に製品を購入しましたので見ていきたいと思います。

今回購入したのは、Plugable 社製の USB グラフィックアダプタ 4k 対応の USBC-6950Uです。

まずは定番で確認している外装と付属品の確認をしてみましょう。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U の外装

コンパクトな外装で宅急便コンパクトで発送できそうなサイズ感です。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U の梱包

梱包は必要最小限のシンプルそのもの。余計なものがない分良かったかも。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U の付属品

付属品はなく、製品本体とクイックスタートガイドのみ。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U の本体

正面は接続ランプがあり、利用している場合は接続ランプが青色に光ります。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U の裏面

本製品を USB Type-C で接続するためのコネクタと、USB Type-C を USB Type-A へ変換するためのアダプタと収納場所があります。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U のコネクタ部分

側面には、ディスプレイポートとHDMIがそれぞれ1組となっていて、同時に2画面へ4k 60Hz で出力することができます。

サポート解像度

この USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U は最大2画面4kモニター同時出力をサポートしています。

解像度周波数
3840×2160(4k)60Hz
3440×144060Hz
2560×144060Hz
1920×120060Hz
1920×1080(1080p)60Hz

サポート規格

この USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U は次の規格をサポートしていますが、次のような制限があります。

規格バージョン備考
HDMI2.0
DP1.2
HDCP非対応HDCP非対応のため、コピー保護や暗号化されたコンテンツを見ることはできません。
また本製品のHDMIやDPをドッキングステーションといった機器に接続してもモニタに表示することはできません。

その他

その他、制限事項や最小要件などありますので、詳しくは以下のURLから確認してみてください。

USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U の使い勝手

では実際に USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U を古いノートパソコン Dell XPS L322X に接続してみて使い勝手を確認してみます。

古いノートパソコンのスペックは以下です。

ハードウェアスペック
CPUIntel Core i7
メモリ8GB (4GB 増設済)
グラフィックスIntel Graphic HD4000

Dell XPS L322X と USBC-6950U を USB-TypeA で接続

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U のUSB-TypeAコネクタ接続前

それでは実際に機器を接続してみたいと思います。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U のUSB-TypeAコネクタ接続後

USB Type-C にUSB Type-A 変換アダプタを取り付けます。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U をノートパソコンに接続

Dell XPS L322X と USBC-6950U を接続

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U にディスプレイのHDMIケーブルを接続

USBC-6950U に LG 35WN75C-B ウルトラワイドディスプレイのHDMIケーブルを接続

これだけでLG 35WN75C-B ウルトラワイドディスプレイが表示されました。

Plugable USB-C 変換グラフィックアダプタ USBC-6950U ディスプレイ詳細設定

ディスプレイのリフレッシュレートと解像度を確認したところ、解像度 3440×1440、リフレッシュレート 60Hz で認識されていました。

想定どおりで問題なしですが、ビットの深度や色の形式、色空間はノートパソコンの仕様になります。ただし色空間がハイダイナミックレンジ(HDR)までサポートされるのかはわかりません。

定常時

Windows10を起動した直後と、起動後にUSB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950Uを接続した状態を測定

USBC-6950UCPUメモリ使用量
起動直後接続なし1~3%3.0GB
USBC-6950U接続後接続あり2~3%3.2GB

CPUリソースは1~2%、メモリ使用量は、0.2GB増えました。

定常時でも各リソースにほぼ影響なく、各リソース消費量は少ない結果!


これが表計算による全画面表示での各種リソース消費量、動画再生での利用状況での各リソース消費量を確認していきたいと思います。

表計算をした際のリソース負荷測定

ビジネスで利用する表計算を使った場合のリソース負荷を測定してみました。

表計算(Excel)USBC-6950UCPUメモリ使用量
表計算起動接続なし2~7%3.2GB
スクロール・編集接続なし21%~35%3.2GB
表計算起動接続あり2~7%3.5GB
スクロール・編集接続あり21%~47%3.5GB

表計算利用時のUSB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U接続有無による各リソース消費量の違いは、CPUは最大12%、メモリ使用量は0.3GBでした。

表計算でも利用において全く問題なく、各リソース消費量は少ない結果に!

動画再生をした場合のリソース負荷測定

Youtubeで Pubg Mobile 動画を再生した場合のリソース負荷を測定してみました。

Youtube表示形式USBC-6950UCPUメモリ使用量動画の滑らかさ
720p(60fps)通常接続なし29%~57%3.8GBほぼほぼ滑らか
1080p(60fps)通常接続なし49%~78%3.8GBほぼほぼ滑らか
720p(60fps)全画面接続なし68%~86%3.8GBほぼほぼ滑らか
1080p(60fps)全画面接続なし76%~91%3.8GBほぼほぼ滑らか
720p(60fps)通常接続あり29%~59%4.0GBほぼほぼ滑らか
1080p(60fps)通常接続あり59%~85%4.0GB極稀にカクつく
720p(60fps)全画面接続あり71%~89%4.0GB極稀にカクつく
1080p(60fps)全画面接続あり81%~94%4.0GB微妙にカクつく

動画再生時のUSB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U接続有無による各リソース消費量の違いは、表計算利用時とほぼ同じで、CPUは最大数%、メモリ使用量は0.2GBでした。

動画再生時の動画の滑らかさは、ほぼほぼ滑らかでやはりフルHD1080p(60fps)や全画面表示となると極稀にカクついたり、微妙にカクついたりします。

なお動画は動きの激しいゲームシーンで測定しましたが、有名ユーチューバーの動画も4k解像度のデータで動作確認しましたが、同じような結果でした。

動画再生において利用できないほどの状況にはならないという結果で問題なし!

4k動画はどうなの?

ディスプレイが4k に対応していませんが、Youtubeで4k画質を一応再生してみました。

4k画質の動画は、特に問題なく再生可能!



ただ古いノートパソコンのため、USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U接続有無に関わらずCPUリソースが100%に張り付いたままの状態になります。

USB グラフィック アダプター 4k 対応 Plugable USBC-6950U製品としては何か影響を受けるかどうかの確認にはなっていませんが、参考までに。

実際にコピー保護や暗号化されたコンテンツは見れない?

HDCP非対応のため、コピー保護や暗号化されたコンテンツは見ることができないと製品仕様にかかれていました。

実際に Amazon Prime で映画やアニメを再生してみましたが、問題なく見ることができました。


たまたま問題なく再生できるコンテンツだったのかもしれませんが、製品仕様のため、この点は購入前に検討・納得して購入する必要があります。

まとめ

計測結果からは、私の古いノートパソコンのCPUや8GBメモリでもほぼほぼ問題なく利用できることがわかりました。

ただメモリは4GBだと間違いなくメモリが少なすぎて問題が起きそうですし、8GB以下だと空きメモリの関係で利用するアプリケーションによっては問題が発生するかもしれません。

なお新しいノートパソコンを使っているユーザの方で、ドッキングステーションとディスプレイの購入を考えているユーザさんは、USBハブ機能が搭載されている Dell U3421WE ウルトラワイド ディスプレイをオススメします。

検証できない部分も…

今回の機能検証でまったく検証できていないのは、

  • 4k ディスプレイを使った4k動画再生
  • 映像出力端子を2ポート使用しての動作確認

となっています。

この検証できない条件での利用を考えている場合は、本記事以外にもいろいろと下調べしてから購入したほうが良いかも知れません。

なぜ下位製品にしなかったのか?

下位製品で 1ポート 4k 30Hz 出力までしかでききない UGA-4KHDMI も価格がやすかったため、購入前の選択肢にありました。

しかし古いノートパソコンは数年で寿命がきそうなことと、ノートパソコンを買い替えた場合には、下位製品では満足な環境が得られそうにないことから、USBC-6950Uを選択しました。

結論は満足

今のところは、なんの支障もなく利用できているため満足しています。

私と同じように古いノートパソコンでウルトラディスプレイや4kディスプレイの利用を考えている方は検討を考えてみても良いかも知れません。

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